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とりあえずまずは1つ、試しに私の好きなSAOのアスナさんに先陣を切って人形になってもらうとしましょう。
では、どうぞー!
───────あらすじ───────
SAO内で有数のトッププレイヤーの一人であるアスナは、新しく血盟騎士団に入団したいと言うあからさまに怪しい男の入団試験を受け持っていた。
男「フフ、宜しくお願いしますね?」
アスナ「...ええ、宜しく。」
(この男は何か企んでいるに違いない...。私がそれを確かめないと。)
男「どうかしました?」
アスナ「いえ、何でもな......。」
(この男の目、何...!?)
アスナは即座に距離を取り、剣を構える。が、普段戦闘する時の癖からか、敵を見据えるべく視線をそちらに向けてしまう。
男「...ククッ、それがお前の悪い癖だ。」
男の目がアスナの瞳孔を捕える。そして──。
(な、しま......。ダ、メ...意識が................。)
(................................。)
アスナ「うぅん...。」
次にアスナが目覚めたのは宿屋のベッドだった。だが、どうして寝ていたのかを思い出せずにいた。
アスナ「私は、一体...。」
起き上がり身の回りの確認をしようと、メニューを開く。すると、一件のメッセージが届いていた。
アスナ「何これ...。相手の名前が無い...。」
差出人不明のメッセージ、あからさまに怪しい物であった。
アスナ「怪しいわね...。すぐに、...。すぐに......。」
アスナの思考は、この時点で男の思うままになってしまっていた。
アスナ「...............すぐに確認しないと♪」
そう思いメッセージを開くタブに指を伸ばす。
(怪しいけど確認しなきゃ。だって...。ダッテ、ソウシナケレバイケナイモノ♪)
メッセージには、怪しげな紋様が描かれていた。それを目にしたアスナは、目を闇色に染め上げつつメニューを閉じた。そして、次に面を上げた彼女の表情は、感情の全てが欠落してしまっていた。
アスナ「...私は騎士人形。あのお方の望みのままに...。」
そう呟き、宿屋を後にした。その後、こんな噂が流れた。
"オレンジにならない人斬りが存在する"と。
その後、次々とプレイヤーは消え去っていった...。
男「...はは、面白いよなぁ。なす術もなく斬られていく奴を眺めるのは。そうだろ?」
アスナ「...はい。マスターに喜んで頂けるなら、私も嬉しいです...。」
男の正体は、SAOの制作に携わった研究員の1人だった。茅場に騙されゲームに閉じ込められた腹いせに、僅かに残っていた権限でアスナのアカウントの精神を操ってしまったのだ。
男「ククッ、これからもお前には働いてもらうぜ...。オレの玩具としてな。」
アスナ「仰せのままに...。マスターの為に、尽力致します...。」
この後、彼女が黒い剣士を手にかけるまでには、そう長くかからなかった...。